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新素材開発 |
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直流高圧電源ユニットは全て静特性試験は合格です。
静特性試験は等価回路を基に主に抵抗負荷、場合によってはコンデンサー負荷による試験を行い出荷させて
いただいております。
しかしながら、新素材の開発や、帯電処理においては、それだけでは十分な役目を果たせません。
過去におきましても、ブラウン管の動特性試験にて出力電圧も電流値も十分に満たした直流高圧電源ユニット
にて画面が表示されない現象がございました。
ブラウン管が点灯する際の瞬間電流が不足していたからです。ダイナミックレスポンスが不足していたのです。
この問題を解消するために高圧出力段にコンデンサーを追加して対応しておりました。
現在の主流は、エレクトロスピニングやコロナ放電システムです。
初めて高電圧を使う時に不安を覚えるのは当然です。
高電圧配線、高電圧印加方法、安全対策について具体的にご説明させていただいております。
エレクトロスピニングにおきましては、フィルターや医療分野で注目されております。
コロナ放電システムの場合、熱エレクトレット素子や振動エネルギー素子への帯電処理が主流です。
最近では不織布への帯電やピエゾ素子関係の帯電のご要望が増えております。
一番重要なのはアースとの接続です。殆ど帯電がうまく行かない場合はアースに起因します。
新たな技術として大気圧プラズマや高電圧接合もございます。
真空チャンバー内で実験する場合は真空度やガス流量、温度等安定に保てますが、大気中で処理する上記の
ような場合は、多数のパラメーターが重要になってきます。
エレクトロスピニングを例にとりますと雰囲気温度、湿度、環境クリーン度及びポリマー濃度、分子量、導電性、
粘度、表面張力、溶媒の蒸気圧、高電圧印加電圧値電界強度など様々なパラメーターが存在します。
弊社では、お客様とともに考え、良好な実験ができるように努力しております。
装置や電源ユニットを納入させていただいてからが本当の出番と考えております。
ご購入いただき5年以上経過したお客様から測定方法やノイズ対策のご質問を
頂戴することもございます。過去の経験等と併せわかりやすくご回答させていただいております。
コロナ帯電処理におきましても、エレクトロスピニング同様、周りの環境、特に温度、湿度、クリーン度、電界強度、
電極間距離等等多くのパラメーターが存在します。
また、高電圧を使用し、オゾンも発生致します。必ずドラフターやグローブボックスをご使用いただき、換気に十分ご配慮願います。
負極は正極の倍のオゾンを発生致します
高電圧接合におきましても、周りの環境はもとより、ガス流量、針電極形状、さまざまなパラメーターが存在します。
大気圧処理の場合、真空装置のような多額の装置費用やランニングコストが軽減されるため、今後生産設備
の主流になると思われます。
実験ごとのパラメーター管理が非常に重要になります。
パラメーターが不足しますと同じ失敗を繰り返したり、無駄な時間を費やしてしまいます。
なにかご質問、ご要望がございましたら、ご連絡ください。個人情報保護方針
TEL 042-786-5063
FAX 042-786-5065
E-Mail info@element-hv.com
エレメント有限会社 |
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